雨季は気温や湿度の変化が大きく、細菌・真菌・寄生虫が繁殖しやすくなるため、犬や猫ではさまざまな疾患の発症リスクが高まります。
大切な家族であるペットを守るため、雨季に多くみられる代表的な4つの疾患についてご紹介します。
皮膚糸状菌症(皮膚真菌症)・真菌性外耳炎
高湿度の環境では真菌が増殖しやすく、皮膚糸状菌症や真菌性外耳炎が発生しやすくなります。
主な症状
- 強いかゆみ
- 脱毛(部分的な脱毛)
- フケや円形の脱毛病変
- 耳垢の増加、耳の悪臭
- 皮膚の発赤や炎症
→ 適切な治療を行わない場合、病変が全身に広がったり、同居動物へ感染したりする可能性があります。
皮膚炎・外耳炎
雨や湿気の多い環境に長時間さらされることで、皮膚や耳のバリア機能が低下し、細菌感染が起こりやすくなります。
主な症状
- 皮膚の発赤や発疹
- 過度になめる、噛む、掻く
- 耳の発赤や悪臭
- 頻繁に頭を振る
- 耳垢や耳分泌物の増加
→ 垂れ耳の犬種や被毛の厚い犬猫では発症リスクが高くなります。
呼吸器疾患
昼夜の気温差や高湿度によって免疫力が低下し、呼吸器疾患が発症しやすくなります。
主な症状
- 咳
- くしゃみ
- 鼻汁
- 流涙
- 食欲低下
- 元気消失
- 発熱
→ 幼齢動物、高齢動物、基礎疾患を持つ犬猫では特に注意が必要です。
寄生虫疾患
雨季にはノミ、マダニ、ダニ類などの外部寄生虫や消化管寄生虫の活動が活発になります。
主な症状
- 強いかゆみ
- 脱毛
- 皮膚炎
- 貧血
- 体重減少
- 被毛上にノミやマダニが確認できる
→ 定期的な駆虫を行わない場合、消化管寄生虫感染症のリスクも高まります。
雨季にペットを守るために
- 生活環境を清潔かつ乾燥した状態に保つ
- 雨やシャンプー後は被毛を十分に乾かす
- 定期的に耳のケアを行う
- 獣医師の指示に従い、駆虫および寄生虫予防を行う
- 異常が見られた場合は早めに動物病院を受診する
早期発見と適切なケアが、雨季でも犬猫の健康を守るための重要なポイントです。
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